2023年7月某日
自転車で渋峠を上ってきました。
ロードバイク乗りなら一度は行っておくべき場所の一つ、渋峠。本来見たかったのは雪の回廊だったのですが、行こうとしていた4月末の連休はあいにくの雨のため断念しました。しかし雪の回廊はなくとも景色と言われる渋峠。とにかく登ってみようということになり仲間と行ってまいりました。
渋峠は群馬県と長野県の県境にあり、志賀草津高原ルート(国道292号線)が通っています。志賀草津高原ルートには、標高2172mに位置する国道最高地点があります。冬季(11月頃から4月末頃まで)は閉鎖されるので通ることができません。また、群馬県側の草津白根山は活火山のため、噴火警戒レベルが上がると通行止め規制がされます。
今回のスタート地点は、温泉でおなじみの群馬県草津町にある草津温泉スキー場の天狗山レストハウスです。もっと下の方から上ってくるガチな皆さまを見送りながら自転車を組み立て、いざ出発です!
序盤は木陰を走る感じでしたが、久しぶりの坂道。しかもそんなに坂に強い方ではないのでひたすら根性で上ります。
草津温泉スキー場青葉山ゲレンデで最初の休憩。ここまで約5kmですが、すでに息も絶え絶えです。他のサイクリストさんたちは軽々と上っているのにこの違いは何だ。きっと日頃の鍛錬と体重です。
青葉山ゲレンデを過ぎると木々が減っていき、景色がガラッと変わってきます。
見晴らし最高!
休憩を兼ねて途中で景色を眺めたり写真を撮ったりしました。
しかし、この日は気温が高く、しかも森林限界を越えたあたりを過ぎると日差しを遮る木々もなく、さらに自販機もないので水分補給もままならず、披露と発汗で足がつりそうになり始めました。日頃からもっと坂道鍛錬をしておくんだった。ウォーミングアップをしっかりしておくんだったと後悔しました。途中で足をストレッチしながら上り続けること数km、国道最高地点までもう少しというところでいよいよ両足がつりそうになり、不本意ながら自転車を押していくことにしました。ストレッチをしているときに見かねて栄養補給のタブレットくれた通りすがりのサイクリストさんに感謝です。
国道最高地点が見えてきたとき、最後の意地でライド再開。一応国道最高地点には自転車でたどり着きました!
先に着いていた仲間と合流して、少し先にある渋峠ホテルまで移動。クタクタになりながら折返し地点に到着です。
渋峠ホテルは群馬県と長野県の県境にまたがっています。
なかなかキツめのライドでしたが国道最高地点に到達したときの感動は最高です。
まだ上ったことがない方はぜひ愛車と一緒に国道最高地点の石碑と一緒に写真を撮りに上ってみてください!
なお、志賀草津高原ルートは自転車だけでなく自動車やバイクの交通量も多いのでお気をつけください。